前回までの記事は麻雀の内容についてのものばかりでした。
麻雀ができるようになってきた初心者の方も多くいらっしゃるかと思います。
ネット麻雀から麻雀を始めた初心者の方の中には、リアルの牌を使って麻雀をしたくなっている方もいらっしゃるでしょう。
麻雀仲間がいて仲間同士で麻雀ができる方は、麻雀店で卓を借りるのがおすすめです。
しかし、麻雀仲間が少なかったりなかなか仲間が集まらない方もいるでしょう。
そういった方はフリー雀荘では1人でお店に行っても麻雀をすることができます。
フリー雀荘は知らない人が集まって麻雀をする性質上、ルールやマナーが決まっています。
しかし、マナーは特に説明をされない雀荘も多いです。
そこで本記事ではフリー雀荘で守るべきマナーについてお伝えしていきます。
フリー雀荘デビュー前に確認して、同卓者と気持ちよく麻雀ができるようにしましょう。
雀荘の種類
雀荘は麻雀をするための道具を貸し出してくれるお店です。
その中でも、仲間同士で雀荘に行き卓を借りる貸し卓専門店と1人で雀荘に行き麻雀をすることができるフリー雀荘があります。
貸し卓専門店
貸し卓専門店は、麻雀する人を自身で集めて卓を借りるお店です。
お店によってはフリードリンクがついていたり、食事の注文ができるお店もあります。
当日お店に行って卓を借りることもできますが、特に繁忙期は卓が埋まっていることが多いので、前もって予約をするのがいいでしょう。
フリー雀荘
フリー雀荘は1人で麻雀店に行くだけで麻雀ができるお店です。
こちらもお店によってフリードリンクがついていたり、食事がサービスだったりというお店もあります。
1人で行って他のお客さんがいないときはスタッフの方が麻雀をしてくれます。
お店によっては駐車場代のサービスや新規の方のサービスなどもありますので、お店に確認してみましょう。
マナーに紛れたルール
フリー雀荘にはマナーとして説明されるものの中に、守らないと罰則を取られるものがあります。
罰則を取られる=守らないといけないルールということですので、フリー雀荘では以下の4点は必ず守るようにしましょう。
先ヅモ禁止
自分の前の手番の人の打牌が完了する前にツモることを先ヅモといいます。
先にツモってしまうとポン・チーなどの鳴きが入った時に他人のツモ牌を見てしまうことになります。
ツモは前の手番の人が捨てた牌と手が離れてからツモるようにしましょう。
発声は明確に
ポン・チー・カン・ロン・ツモ・立直などの発声は同卓者に聞こえるように発声しましょう。
発声が聞こえなかったり、発声がない場合は無効になる雀荘もあります。
ポンやチーが聞こえないことで別の人がツモってしまったり、立直が聞こえなくて当たり牌を捨ててしまうことでトラブルに繋がることもあります。
発声は同卓者に聞こえるように心がけましょう。
捨て牌エリアに捨てた牌は戻せない
リアル麻雀ではエリアが決められています。
牌山が上がってくるエレベーターラインより前に牌を捨てた場合は元に戻すことができなくなります。
カン忘れはもちろんアガり牌を捨ててしまっても戻せませんので気をつけましょう。
手牌に関することを言わない
雀荘にもよりますが、ある程度の私語はOKの場合が多いです。
しかし、必ず禁止されていることは、自分他人問わず手牌に関する発言は禁止されています。
自分の持っている牌や立直の待ちはもちろんダメです。
相手の手牌を読んで「待ちは〇〇ですか?」などもダメです。
立直を受けた時に「現物がない」などの発言も、自分の手牌が限定されるのでダメです。
立直後にドラや変化のある牌を引いた時に「使えたのに」も手牌が限定されるのでダメです。
手牌に関することは局が終わってからにしましょう。
ツモ牌に触ったらツモ以外の動作ができない
ツモ牌に触れてしまった場合は、例え鳴きたくてもアガりでもツモるようにしましょう。
そうしないと都合の悪い牌を引いたので、やっぱり鳴くということもできてしまいます。
牌の彫られた部分を触るだけで牌の種類がわかる人もいます。
そのため、牌を見ていなくても触れたらツモるようにしましょう。
卓上に関すること
山を前に出す
牌山が上がってきたら少しだけ前に出すようにしましょう。
牌山を出さないと対面の人がツモりにくくなってしまいます。
あまり前に出しすぎると牌が捨てにくくなるのでエレベーターラインに半分くらい牌山が出るようにしましょう。
6枚切り
捨て牌は1列6枚にしましょう。
捨て牌を横長にすると、右側の人の領域に侵入してしまいます。
加えて、1列6枚にすることで4人麻雀だと18巡で終了するため3列で綺麗に終わります。
自分のエリアに収まるように牌を捨てるために6枚にしましょう。
摸打に関すること
強打・引きヅモ
強打は牌を叩きつけて大きな音を出す行為。
引きヅモはツモアガりの際に卓の縁に牌を当てて音を出す行為のことをいいます。
麻雀では牌音を立てることがあまりよしとされていません。
牌を強く叩きつけることで牌や卓が傷つきやすくなります。
大きな音を立てると威圧的に感じられることもあるので、打牌はソフトにしましょう。
摸打は利き腕で
ツモる動作と捨てる動作は同じ利き手で行うようにしましょう。
昔手積みで麻雀をしている時代に片手に牌を隠すイカサマがあったようです。
そのようなイカサマがないように摸打は利き腕で行うことが通例となっています。
利き手と逆の手を使う時は、手牌を並べ替える時と牌を倒す時にのみにしましょう。
打牌してから手牌の中に入れる
基本ツモった牌は打牌してから手牌の中に入れましょう。
1つは牌が手から出たかツモ切られたかの情報を隠さないためです。
もう1つは、鳴きが入った時にツモった牌を元に戻さないといけないため、手牌の中に入れると他の人がわからなくなるためです。
どうしてもわからなくて手牌の中に入れたい時は同卓者に断りを入れましょう。
発言に関すること
鼻歌・口笛・舌打ち
麻雀は対戦ゲームです。
対戦相手を不快にさせる可能性のあることは避けるべきです。
特に舌打ちはされていい気分になる人の方が少ないはずです。
知らない人の鼻歌や口笛も別に聞きたいと思わないはずです。
こういった行為もやめておきましょう。
打牌批判・アガり批判
他人の打牌やアガりに関することを発言するのもやめましょう。
特に放銃後は危険です。
別に放銃したくてしている人はいません。
自分の手牌の都合もあって勝負しています。
「そんな牌出る!?」などは相手を不快にさせるのでやめましょう。
お客同士の指摘
例えマナーが悪い人がいてもお客同士の指摘はトラブルの原因になるためやめましょう。
どうしても気になる人がいるならスタッフの方にこっそり伝えるようにしましょう。
点棒に関すること
点棒は手渡ししない
麻雀は審判がいない特殊なゲームです。
そのため確認事項は基本的に卓内の人でしなければなりません。
点棒の授受も卓内で確認しなければならない事項の1つです。
手渡ししてしまうと他の人が何点分渡したかが見えなくなります。
そのため、点棒を渡す時は支払い先の相手の手元にそっと置くようにしましょう。
点棒は投げない・滑らせない
点棒を投げたり滑らしたりすると威圧的に見えてしまいます。
特に放銃の後だと顕著に見えます。
点棒を渡す時は支払い先の相手の手元にそっと置くようにしましょう。
点数申告は卓の中心に向かって言う
点数申告をする場合は相手の顔を見て言ってはいけません。
点数申告も全員で確認することなので同卓者全員に伝える必要があります。
点数申告は卓の中心に向かって言うようにしましょう。
点数計算が不安な方もいるかと思います。
そういった方は、卓に着く時に同卓者に伝えるようにしましょう。
アガったときにも「何点ですか?」「〇〇点で合ってますか?」と伺いましょう。
その他
姿勢
肘をついたり、膝を立てると威圧的に見えてしまいます。
貧乏ゆすりもイライラしているように見えます。
普通に座りましょう。
長電話・メール
長電話やメールは卓の進行を妨げる行為です。
どうしてもしないといけない場合は、スタッフの方が代わりに麻雀を進めてくれる「代走」という制度があるので、遠慮せずスタッフの方に頼みましょう。
まとめ
今回は大体の雀荘で適応されているマナーについて説明しました。
雀荘にはいろいろなマナーがあります。
ルールやマナーはお店によって違います。
初めて行くお店は必ずルールとマナーの説明をしてくれます。
その時に不安な点はスタッフの方に聞くようにしましょう。
初めて行く雀荘は緊張するかと思います。
どんな雀荘が自分に合っているかもわからないと思います。
この先初心者おすすめ雀荘も紹介していきます。
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