今回はMリーグ・KADOKAWAサクラナイツに所属し、多数の麻雀プロから天才だと称される「小さな天才」堀慎吾プロの紹介です。
Mリーグで数多のスーパープレーを魅せてきた堀慎吾プロのプロ意識が芽生えたときのエピソード、ルーツを紹介していきます。
プロフィール
名前 堀慎吾(ほりしんご)
生年月日 1984年3月23日
出身地 新潟県
所属団体 日本プロ麻雀協会
所属リーグ 雀王戦 A1
雀竜位戦 B級
Mリーグチーム KADOKAWAサクラナイツ
趣味 将棋 ゲーム 競馬
SNSやブログのリンク
X (旧Twitter)https://twitter.com/elis0323
YouTube https://www.youtube.com/@hori_keiba_
経歴と実績
プロ入りの経歴やきっかけ
25歳頃まで都内の雀荘で働いていたが、当時好きだった同僚女性から、「麻雀プロってかっこいいよね」と言われ、「全然かっこよくない!麻雀プロより俺のほうが強いのに!」と麻雀プロへの怒りを抱き、2010年にプロ入りした。
その当時好きだった同僚女性のかっこいい麻雀プロがU-NEXTPirates所属の仲林圭プロだったそう。
獲得タイトルと主な戦歴
第18期雀王
Mリーグ2021年シーズン優勝(KADOKAWAサクラナイツ)
第12期最高位戦Classic 優勝
第19期雀王戦 2位
第23期雀王戦 4位
Mリーグ戦歴
トピックスやエピソード
麻雀感を変えた鈴木たろうとの出会い
堀プロが麻雀に関する考え方が変わったのはアマチュア時代、19歳の頃に出会った鈴木たろうプロ(赤坂ドリブンズ)の存在が大きかったという。「たろうさんに出会う前は、うぬぼれていた面があったと思います。こんな強い人がいるんだから、まだまだ自分も強くなれるんだなと思わせてくれたのが、たろうさんだったんです」と物語っています。
引用元

ビックマウス屈辱を味わう
プロ入りしてから5年目、麻雀観が変わるほどの屈辱も味わった。
それは2015年に大阪で開催された「WEST ONE CUP(ヴェストワンカップ)」に東京から遠征した時のことだった。
準決勝まで順調に勝ち上がった堀プロは「卓内2位まで入れば決勝安全圏。仮に3着かラスでも並び次第」という有利な状況から敗退した。
「大阪から東京へ帰る新幹線で過ごす2時間半がものすごく長く感じたんです。あんな悔しい気持ちになったのは初めてでした」と、この敗戦を機に一打一打をより大切に、ストイックに打つことを心がけ、2019年に所属団体の最高峰タイトルである雀王を獲得した。
引用元

堀慎吾打牌批判に物申す
堀プロをご存知の方なら、堀プロが牌譜検討等で他の人(特に渋川難波プロに対して)の打牌をかなり辛辣に物申している場面を見たことがあるでしょう。
その堀プロのポストがこちら
ドドン!!
「どの口が言っとんねん」
と捉えられてもおかしくないポスト。
しかし、よく読むと「麻雀を楽しんでいるアマチュアの方」の「辛辣な」打牌批判はやめましょうと書かれています。
この発言に対し堀プロはこうも語っています。
「放送されていようが、名前のあるVtuberの方であろうが関係ありません。それはなぜか?批判してる側が圧倒的に空気が読めていないからです。」
これについては激しく同意できますね。
このような空気の読めない人が多いから麻雀を広める人が少なくなって麻雀が普及しにくいんだなと思います。
先ほどのポストの続きですが、
「でも麻雀プロにも批判するなよってそれは違うかな。どんな世界でもひどいプレーにはヤジが飛ぶし、ヤジだって熱狂あってこそ。プロなら批判されても気にならないくらい選択に誇りを持てよ」
特に最後の「プロなら批判されても気にならないくらい選択に誇りを持てよ」が堀プロらしくていいなと思いました。
この一言が堀プロのプロ意識が言語化されていると感じましたし、常日頃からの自信の表れなのでしょう。
引用元
棋士から学んだプロとしての心構え〜岡田よ将棋をやりなさい〜
同チーム岡田紗佳プロがMリーグの控え室でのYouTubeでの生配信中に、リポーターの伊藤友里さんインタビューに対して「ハキハキしゃべれんかね、麻雀のことわからんくせに」と発言したことが問題視され炎上騒ぎとなりました。
この時堀プロは岡田プロに1本のLINEを送りました。
岡田よ。将棋をやりなさい
それはお前の趣味だろ!?ふざけているのか?
私もみなさんも、そして岡田プロも、そう思ったと思います。
しかし、堀プロは今後の改善策として至って真面目に言っていたようです。
と言うのはプロとしての心持ちの話です。
将棋が趣味という方はご存知の方も多いと思いますが、プロ棋士の方というのはアマチュアに対してとてつもなく優しいです。
いったいどういう教育を受けてきたのか、指導対局中に我々アマチュアがみんなかわいらしいヒヨコに見えているからなのか定かではありませんが、とにかく怖いくらいに優しいです。
渋谷ABEMASの松本吉弘プロが「泣き虫しょったんの奇跡」でお馴染みの瀬川晶司先生に8枚落ちの指導対局を受けていたときのことです。
堀プロは隣で見ていたようなのですが、瀬川さんは初心者の松本プロが指す手に困ると、次に指すべき手のヒントを延々と与え続け‥いえ、答えを教えているようなものだったそうです‥
そして、松本プロが導かれるように正解を指すと「いやぁ〜いい手ですねぇ〜」とベタ褒めしてくれます。
この時堀プロはプロ棋士の方の振る舞いを見て、
「やっぱりプロってこうあるべきだよなぁ」という確信に近い感情が芽生えたそうです。
プロはファンやアマチュアにたいして優しくあるべきであり、それぞれがプロとしての意識を高く持てば自然とそういう振る舞いになるはずなのです。
それが業界の発展に繋がるからですね。
このエピソードが堀プロのプロ意識を作ったとのことです。
引用元
動画や画像の紹介
凡人の神回避は堀プロからしたら日常
2022年10月26日「堀慎吾の好きに言わせろ」の切り抜き
相手の点数状況も考えて仕掛けが一体どれくらいの手牌なのか。
それを思考し自分自身はどのように手牌を進行していくべきか。
考えさせられる1局です。
待ち牌をピタリと当てビタ止めした局を自ら解説
2024年4月2日の「堀慎吾の好きに言わせろ」の切り抜き
手牌の進行の思考から、どういう相手を注目しないといけないのか。
仕掛けた相手の手牌はどのように読むのか。
自分が聴牌した時の立直判断は?
人読みも含めて非常に勉強になる1局です。
和了れない時に誰に和了られたら困るか考えろ!
2022年2月17日の「堀慎吾の好きに言わせろ」の切り抜き
自分の手牌が周りの状況込みで和了れるかどうかの判断。
仕掛けの打点はどの程度かの読み。
自分より確実に下のプレイヤーを作るラス回避の考え方。
特にラス回避メインのネット麻雀プレイヤーにはおすすめです。
年に1回あるかないかの名局!?『オーラス全員2万点台』
2023年11月29日の「堀慎吾の好きに言わせろ」の切り抜き
これぞ点数状況判断の極みともいえる1局
手牌進行、押し引き、自分の判断後どういう状況になるか。
点数状況判断の大切さが身に染みる解説です。
非常に勉強になるのでおすすめです。
著書
堀慎吾 著書一覧

麻雀 至極の戦略
麻雀 だから君は負けるんです
堀慎吾×渋川難波 麻雀 天才の思考 魔神の選択
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