さあ、とうとう麻雀牌が出てきました。そしてネット上でよく見ますね「何切る?」。
最初に、初心者・初級者の方にお伝えしたいのは、麻雀は何を切っても間違いではないということ。
しかし、何を切っていいのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方のために、この章からアガりへ向かう最初の段階=麻雀のパズル部分をお伝えし、効率よくアガりへ向かう方法・麻雀の基本フォームが身に付きます。
中級者方は、このパズル部分が疎かになっていませんか?最近勝てない理由がもしかしたらこういった基本部分にあるかもしれません。
これを機会に一度再確認してみてはいかがでしょうか。
当記事の対象者は
- 麻雀を始めたてでルールもあいまいな方
- 麻雀をしているとき、何を切ろうかよくわからない方
- 雀魂で銀の間・金の間で苦戦している方
- 天鳳で初段以下の方
- 友達と麻雀を楽しく遊びたい方
を対象としています。
メンツを作る道のり
前回の記事で、アガりの形は4メンツ1ジャントウが必要であることを伝えました。
まだ、アガりの形がわかっていない方、復習したい方は前回の記事をご覧ください。
4メンツ1ジャントウを作るにあたり、3枚1組のメンツの前段階、2枚1組のまとまりのことを麻雀用語で塔子(ターツ)といいます。
そして、ターツの前段階、1枚で何も牌が引っ付いていない状態を麻雀用語で孤立牌(こりつはい)といいます。
まず最初の段階は、この孤立牌をどんどんターツに成長させていくことになります。
ターツは、ターツの両隣の牌を引くとメンツになる両面(リャンメン)、同じ牌を引くとメンツになる対子(トイツ)、ターツの真ん中の牌を引くとメンツになる嵌張(カンチャン)、ターツの片側を引くとメンツになる辺張(ペンチャン)の大きく4種類あります。
孤立牌を効率よくターツに成長させていくことがアガりへ向かうために非常に重要です。
さらに、最終目標であるメンツを作っていくために必要な牌が、トイツ・カンチャン・ペンチャンは1種類の牌で完成します。それに対し、リャンメンは2種類の牌のどちらかで完成することができるため非常に効率のいいターツです。効率のいいターツに関しては次回以降に説明いたします。
孤立牌の比較
孤立牌は以下の4種類に分類できます。
- 字牌
- 1・9牌
- 2・8牌
- 3~7牌
この4種類がどのようにターツになることができるか順を追って説明します。
1.字牌
字牌はターツになるためには、同じ牌をもう1枚引くことでターツになることができます。
麻雀は1種類4枚の牌を使うので、字牌がターツになるためには残り3枚のうち1枚を牌を引く必要があり、孤立牌4種類の中では1番効率の悪い牌となります。
2.1・9牌
1・9牌は字牌と同様、同じ牌をもう1枚引くことでターツになることに加え、1つ隣の数字でペンチャン・2つ隣の数字でカンチャンのターツになることができます。
このように数字の牌は2つ隣の数字までターツになることができます。しかし、1・9牌は1より小さい数字(9より大きい数字)が存在しないため、ターツになれる牌は3種類。ほかの数字の牌と比べると若干効率の悪い牌となります。
3.2・8牌
数字の牌は、2つ隣の数字までターツになれる性質があるため、2・8牌は4種類の牌でターツになれます。さらに非常に効率のいい牌であるリャンメンを作ることができる孤立牌でもあります。
4.3~7牌
3~7牌は5種類の牌でターツを作れます。さらに非常に効率のいい牌であるリャンメンを作ることができる牌が2種類もあるため、孤立牌の中では1番効率のいい牌となります。そのため、孤立牌の中では一番最後に切る候補になります。
上記のことを踏まえると、最初に出した何を切るかは、西か發のどちらかを選ぶことになります。
孤立牌比較表
孤立牌で何を切ればわからないときは、上記の表を参考にしてみてください。下に行くほど強い孤立牌であり、上の牌が切る候補になる牌です。
まとめ
手牌の進め方最初の1歩わかっていただけましたでしょうか。効率よく手牌を進めるためにまずは孤立牌を捨てる。孤立牌の中でも、字牌→1・9牌→2・8牌→3~7牌の順番で捨てていく。
今回の手牌ですと西か發を捨てる。
西と發はどっちがいいの?と思う方もいらっしゃるでしょう。
初心者・初級者のうちはどちらでも大差ないので、本当にどっちでもいいです。中級者の方ですと、ほかの人が捨てている枚数や役・ほかの人の方角(かぜ)が何かも考えて選択できるようになると上達します。
さあ、孤立牌を捨てていくと、手牌の中がターツとメンツだけになっていることでしょう。
次回は、ターツの優劣について説明していきます。
孤立牌がなくなったけど、アガってもいない。何かを捨てないといけないんだけど何を切ればいいの?
そのお悩みを解決いたします。
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